大友柳太朗が得意の八変化で痛快無比の大活躍を見せるシリーズ第4作。幕末維新前夜の江戸、横浜、新潟を舞台に、新兵器・火焔砲と秘龍の壷をめぐって激闘が展開する。
勤皇、佐幕両派の中に、正義を求めて疾駆する二挺拳銃の黒覆面。強力液体火薬、豊臣家の秘宝をめぐる争いに、快男児大友柳太朗が九変化で活躍するお馴染みシリーズ第八話。
史上有名な寛永御前試合をバックに、念流の達人仏子四郎五郎の剣道修行を中心として、多数の武道の名人、妖しき男装の美女などが入り乱れる、胸のすく武道大絵巻。
男が十年間抱き続けた恋心は、陽光きらめく祭りに、火を呼び、血の嵐を呼んで、遂に男を死に追いやる。港祭りに集まった人々の哀歓を背景に、七夕の彦星・織姫の哀恋に似た宿命的な恋を情感豊に描いた時代抒情詩。
大友柳太郎が、世をすねた浪人に扮し、騒然たる幕末の時勢を横目に睨んで、東海道を上り下りする美しい大名行列に不敵な挑戦を試みるという悲哀感溢れる恋と豪快な剣のダイナミックな意欲作。
主命を受け天下の名剣二振りを追ううち、左膳は眼を失い、腕に傷を受ける。しかも主人には捨てられる運命に落ちた左膳は、剣だけしか信じられず、血まみれの生涯に入っていく。丹下左膳が右目右腕を失うまでの過程・・・