魚屋五郎はイキはいいが怠け者なのが玉にキズ。だが愛する妹お菊が奉公先の旗本青山播磨に斬られたと知ったとき、捨て身になって旗本屋敷へ怒鳴り込むのです。錦之助の二役主演。
江戸で人気の高い踊りの師匠とやくざな男とがめぐり逢い、凄まじい愛欲の果て狂いに狂った女師匠が殺される。怨霊となった女師匠は、復讐鬼となって男を悩ます。スリル満点の怪談篇。
“天地正大の剣”を追う剣客、公儀隠密、怪盗、野盗、浪人らの激突を、鳴動続く富士山を背景に、近衛十四郎と松方弘樹の親子コンビでサスペンス豊かに描いた痛快時代活劇。
マキノ雅弘監督と中村錦之助のコンビによる“若き日の次郎長”シリーズ第4弾。清水次郎長が大前田栄次郎とともに、武井のドモ安と黒駒の勝蔵を叩きに甲州へ殴り込む。原作は村上元三の「喧嘩笠」。
維新前夜の京洛を舞台に、薩長連合に命を捧げる勤皇の志士半平太をめぐり、祗園芸者の恋、見廻組の兇刃、同志の裏切りなど数々の波瀾が展開。美剣士・橋藏が魅せる激動巨篇。
豪華キャストで描く型破りの時代劇。大名と旗本の対立を防ごうとする大久保彦左衛門が、お馴染みの人物たちに助けられ、幕閣の不正を正し、まるく収めるという笑いと涙で贈る痛快娯楽篇。
ニッコリ笑って悪を斬る!ひばりの女剣客、歌と踊りで大あばれ!行儀見習いのため江戸の乳母のもとへ行ったお俊。市川米十郎のために一肌ぬいで、いなくなった役者の代役で舞台に上がる。
瞼を閉じれば幼いあの日の母の顔…あの胸にもう一度抱かれて泣きたいと旅にさまよう人情やくざ。哀愁にじむ錦之助の母恋い凶状旅。五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐ・・・