時の執政東山義康に滅ぼされた月の輪族の遺児小法師丸が、一族に伝わる財宝を狙う悪人を相手に、華麗な胡蝶の幻術を駆使して縦横無尽の活躍をする痛快冒険時代劇。
すさまじいアクションの中に、男の友情を高らかに謳い上げた安藤昇の東映初出演作となる娯楽作。特攻生き残りの青年が、南海に散った友の遺族を生命をかけて守って行く。
大東映の発展を感謝記念して製作した東映ならではの日本映画最高の豪華作品。オールスター百五十名を動員した「桜花の巻」「菊花の巻」。堂々三時間半の空前絶後の正月映画決定版。
上役の邪恋から陰険残忍な仕打ちを受けた旗本・神尾喬之助が復讐の鬼と化し、瓜二つの喧嘩浪人・茨右近の助けと、大岡越前守の情けをうけて恨みを抱く同僚の首を次々に頂戴する戦慄篇。
江戸の大火で無一文となった大工の若棟梁が、裸一貫焼け出された浮浪児たちを育てるおりつとともに焼野の江戸に雄々しく立ち上がる山本周五郎の同名小説を、名優・中村錦之助と巨匠・田坂具隆監督が庶民の人情や哀・・・
「姓は丹下、名は左膳!」御存じ隻眼隻手の快剣士が愛刀濡れ燕を振って剣のさばきも鮮やかに大暴れ。大友柳太朗と大川橋蔵の顔合せで見せる痛快無比の時代劇大作。本作では丹下左膳に藩金護送の難事件が転がり込む・・・
大友柳太朗・丹下左膳シリーズの第4作。物語は、江戸と日光を舞台に、日光東照宮修築に絡んだ老中らの策謀を中心に、盲目の娘に寄せる慕情、伊賀の暴れん坊・柳生源三郎との男の友情など丹下左膳の人間的な魅力と・・・
主命を受け天下の名剣二振りを追ううち、左膳は眼を失い、腕に傷を受ける。しかも主人には捨てられる運命に落ちた左膳は、剣だけしか信じられず、血まみれの生涯に入っていく。丹下左膳が右目右腕を失うまでの過程・・・