「若さま侍捕物帳」シリーズと並ぶ大川橋蔵の代表作。本作は、大衆文壇の雄・川口松太郎の名作を得て製作公開、爆発的人気の中で4作をシリーズとした「十番勝負」の後、昭和36年に「二十番勝負」として復活した・・・
川口松太郎の波乱激動の長編小説の映画化作品で「十番勝負」「二十番勝負」の完結篇である。「人を真に救う道は剣ではなく、将軍の長子となることだ」と諭された新吾は、わだかまりを捨てて吉宗との対面を心に決す・・・
大川橋蔵の颯爽とした美剣士ぶりで熱狂的人気を博した「新吾十番勝負」四部作に続いて、新たに川口松太郎の書下ろしを得て製作された新シリーズ。
当代将軍・吉宗を父としながら、地位も栄誉も捨て、厳し・・・
「すさまじきものは宮仕え」現代サラリーマンを武士の姿に借りて、とかく忘れがちな「人生意気に感ずる」ことの素晴らしさ、明るさを東千代之介、高田浩吉、里見浩太郎のトリオが謳歌する時代劇コメディ。
もと海賊の8人の悪党が奉行所を襲撃するという無法な計画の下に結集し、各々の特技を駆使して秘密裏に行動を開始する。やがて彼らの計画は思惑を超えて、多くの人々への善行へとなっていくという奇抜な悪党譚。息・・・
御荷物御車を旗印に、乗ったお客を荷物扱いする江戸っ子気質の車屋・辰五郎と浪花芸者・喜美奴の炎のような恋を軸に、東京やくざと大阪やくざの意気地と意気地の張り合いを才匠・加藤泰監督がテンポよく描いた痛快・・・