瞼を閉じれば幼いあの日の母の顔…あの胸にもう一度抱かれて泣きたいと旅にさまよう人情やくざ。哀愁にじむ錦之助の母恋い凶状旅。五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐ・・・
七万石の陰謀に狂い咲く剣と恋と鉄火の花まんじ!守る者、狙う者、正邪の乱闘を二つに割る流れ一文字若殿剣法!山手樹一郎原作の人気小説を主演・市川右太衛門、監督・佐々木康で映画化した時代劇巨篇。
美空ひばり、東千代之介、千原しのぶのトリオが絢爛織りなす、明るく楽しい唄と笑いと剣の明朗娯楽篇。鏡山藩十五万石をめぐる大陰謀に、敢然挑戦をする唄の美少女お初の活躍、幼君鶴丸君を護って花と散る美女の悲・・・
大奥一の美女と謳われた若後家を巡る餓狼のような番頭ども、身代乗っ取りを計る御側用人と悪徳商人、美人群の桃色旋風に辟易する風流浪人が敢然と立ち上がり、悪人どもの奸策に正義の剣を振う、恋あり剣ありの痛快・・・
御馴染阿部川町のお七が、兄・阿部伊代守の失脚を狙う悪老中を相手に十手捕縄をかざして大活躍。これを助けてのんべえ浪人兵馬が胸のすく殺陣で暴れまわる痛快無類の捕物篇。