島津保次郎監督の原作「隣の八重ちゃん」を斎藤良輔が脚色し、穂積利昌が監督、布戸章が撮影した明朗篇。主演は桑野みゆきと石浜朗。ほかに日守新一、中村是好、清川新吾、田代百合子、佐竹明夫、川口のぶ。
大飢饉、苛酷な年貢米、悪虐非道の盗賊団に脅える上州の一寒村にあらわれた名無しの旅鴉が、国定忠治にそっくりだったばかりに義侠の長脇差を抜く羽目になる、剣入り乱れる痛快股旅活劇。
赤城を逃れた国定忠治が流転の信州路で、二足草斡鞋の不良親分山形屋藤造をこらしめる御存知旅日記の一篇。構成比佐、監督松田、撮影川崎のトリオは興行価値絶対の作品。
戦争中に大陸に渡り、戦後、帰国してからは病いを得て長い間映画界から姿を消していた内田吐夢監督の再起第1回作品である。東海道を行く人々の織りなすエピソードを描きつつ、片岡千恵蔵演じる槍持ち権八が主人の・・・
読売新聞に連載された村松逍風原作の近世名勝負物語を映画化。幕末の武州秩父を舞台に、武道対武道の激烈な闘争をめぐり、好漢・高野佐三郎の波乱に満ちた青春時代を描いた娯楽時代劇。
御存知多羅尾伴内シリーズ第七話で観衆六万の球場に展開する野球戦、今や危機の真最中三番打者がボックスに立ち一振必打の名選手、打ちました、凄い当たり、センターを抜き真にホームランと思われたその時、走者が・・・