剣侠・神谷金三郎が疾風風雲の渦をまいて江戸より九州薩摩へ海を渡る白刃絵巻の中に、美女と愛憎の葛藤を織り混ぜながら息づまる展開と熱狂の終末を迎える。時代劇ファン必見の雄大なスケールと爽快なスピードに富・・・
朝日新聞連載、川口松太郎の評判小説映画化第二部で、数奇な運命の星の下に生れた葵新吾の烈剣が三番、四番、五番の勝負を呼ぶ。秀麗大川橋蔵が贈る時代劇豪華巨篇。
その素性ゆえに、数奇な運命を辿り、肉親や異性の愛にもだえ、独り険しい道をゆく葵新吾。その求道の遍歴は勝負を重ねて、ついに十番、宿敵・武田一眞との宿命の対決を迎える! 波瀾万丈のドラマを通じ、人間完成・・・
「私は将軍の子だった...」波瀾数奇の運命をたどりつつ、肉親の愛、異性の愛に引かれながらも一人孤独な剣の道をゆく熱血多感な青年剣士・葵新吾。ある時は傷つき、ある時は苦悩しながら宿敵放生一真流・武田一・・・
大川橋蔵の颯爽とした美剣士ぶりで熱狂的人気を博した「新吾十番勝負」四部作に続いて、新たに川口松太郎の書下ろしを得て製作された新シリーズ。
当代将軍・吉宗を父としながら、地位も栄誉も捨て、厳し・・・
川口松太郎の波乱激動の長編小説の映画化作品で「十番勝負」「二十番勝負」の完結篇である。「人を真に救う道は剣ではなく、将軍の長子となることだ」と諭された新吾は、わだかまりを捨てて吉宗との対面を心に決す・・・