昭和二年頃、当時の日活・マキノ・阪妻プロ・東亜の四社競作で話題を呼んだ大衆文学の雄・土師清二原作の小説を、新しい創意と情熱で描く。五代将軍綱吉危篤の報を契機として、六代将軍の座を巡り激しく対立する水・・・
天下御免の浪人ながら、腕と度胸は百万石。正義の風流浪人が、お家横領の犠牲にされんとする姫君を守り、大江戸の無法地帯に阿修羅の白刃嵐を起す、胸もすく痛快時代劇。
国定忠治が関八州取締の中山に追われ赤城山にこもるエピソードから、中山側と大前田英五郎との対決、更には大利根河原での笹川繁蔵、飯岡の助五郎との血斗などを、ドスと笑いと涙で描く任侠巨篇。
火事と喧嘩は江戸の華、に組の纒持長次をめぐって、恋の達引と瘤万の一味の奸計が横綱目指して精進する不動山吉宗への遺恨角力となって晴れの場所に展開する絢爛の江戸錦絵。