老中の娘と生まれながら、町火消の家に育てられたひばりの鉄火娘が里見浩太郎と組んで、江戸から大阪へ、唄と笑いとペーソスを盛って突っ走る魅力痛快のうぐいす道中。
この腕に、乳房に、はげしく燃えて悲しく消えた恋の炎! 動乱の世に、激しく燃え、悲しく消えた恋の炎! 剣の鬼、土方歳三の人間味を初めて抉るロマン大作!! 直木賞作家・池波正太郎の原作「色」に材を取り、・・・
暗黒街の中で裏切り、裏切られ、そのたびに人間一匹、虫けらのように消されて行く。非情冷酷な世界を、ライフル銃をひっさげて渡り歩く殺し屋鶴田浩二。殺しの五大作戦として話題よぶ“暗黒街シリーズ”第二弾。
地位と名誉と実力を誇る将軍家御指南番・伊勢伊勢守が、風来坊の偽伊勢守のために散々な目に会うという常識破りの痛快な物語を、思い切った趣向の演出でユーモラスに描いた傑作。
大友柳太郎が、世をすねた浪人に扮し、騒然たる幕末の時勢を横目に睨んで、東海道を上り下りする美しい大名行列に不敵な挑戦を試みるという悲哀感溢れる恋と豪快な剣のダイナミックな意欲作。
錦之助が浅間の暴れん坊、伊太郎に扮し、土地の悪ボスを次々とぶった斬ったり、巡礼親娘を持前の侠気で救ったり、仁義と喧嘩の世界を威勢のいい啖呵で渡り歩く痛快無類の三尺もの。