早稲田大学七十年の歴史を通して、日本の学園とそこに学ぶ若人たちの青春を三代に亘って描く劃期的な文芸巨編。学問の殿堂に初めてカメラを据えた東映が、世界に贈る良心大作である。
永来重明と並木透の原作を映画化。大東京の空の下に夢と青春を求め、唄と恋とユーモア、機智と諧謔に、笑いと哀愁を混えた現代青年の微笑しい姿を爽快明朗に描いている。
ホステスをバーに世話しては礼金を受け取るスカウトと、その男におもちゃにされ、もて遊ばれる9人の女たちの色と欲の葛藤を夜の銀座を舞台にエロチックムードたっぷりに描く。
四苦八苦の娑婆よりも、喰うに心配のない刑務所の方が…と前科三十四犯のつわものを中心に、刑務所内の受刑者、看守たちの善意と人情で描く、爆笑とペーソスの喜劇陣総登場篇。
壇一雄の原作小説を映画化。動乱前夜のアジアを舞台に、一世の風雲児・伊達麟之介が、夢と恋と熱情の赴くまま一丁の拳銃と漂白の風に身を任せ、血と黄塵吹き荒ぶ満蒙の大地を嵐を呼んで疾駆するスペクタクル巨編。
とんだ事件が発端で夜逃げ同然の旅に出る羽目となった弥次さんと喜多さんが、東海道を西へ上る途中で巻き起こす珍聞、失敗談、お色気騒動の数々を描いた第一部。弥次喜多コンビを演じるのは、シミ金こと清水金一と・・・