明治末期の待合“立花”を舞台に、娼婦と旗本くずれの掏模との恋葛藤を描いた永井荷風原作「四畳半襖の下張」の映画化作品。荷風好みの淪落の女性像を浮彫りにし、美しくも妖しい独特の耽美世界が展開される。
ドスのかわりにハンドル握った大親分!?
「極道」のモチーフを借りながら庶民の哀歓を綴った人情喜劇で、若山得意のアクションも随所に散りばめた愉快な作品となっている。若山は極道の足を洗ってタクシー・・・
「砂絵呪縛」で精悍なマスクと重厚な演技、卓抜した立回りで好評を博した近衛十四郎が、弧剣無念流を駆使して大利根を背景に獅子奮迅の大活躍を見せる。恋あり、やくざ世界の闘争あり、涙ありの悲愁時代劇。
シリーズ第2作。女を喰いものにして麻薬運びの片棒を担がせる悪辣な博徒一家に敢然と立ち向かっていくやさぐれお蝶の活躍をネットリしたポルノ色を盛り込みながら描く。
江戸末期から昭和まで、やくざ、与太者或いはチンピラと称される階層の中に生きた人間の様々な刑罰、私刑(リンチ)。その異常ともいうべき残酷無比な刑罰21種を真っ向から描いた衝撃大作。
白タク営業から一千万円をめぐる暴力団との大活劇まで、ゆすり、たかりなどの悪事を重ねてエネルギッシュに生きる愚連隊6人組を描いたアクション映画。菅沼照夫の原案を中島貞夫の演出で映画化。手持ちカメラの映・・・
五味康祐原作を映画化した近衛十四郎主演シリーズ第8作。幕府がイスパニアから輸入した新式銃2,500挺を奪った紀州藩城代家老に対し幕府の隠密集団・柳生一門の64名が、血も凍る忍者戦法をひっさげて海賊砦・・・
「週刊新潮」に連載されて人気を博した剣豪小説を、1961~64年にかけて映画化した『柳生武芸帳』シリーズの第5弾。徳川幕府の安泰を秘めた“柳生武芸帳”をめぐり、苦境に立たされた柳生十兵衛が謎の刺客と・・・
実際に起きた異常ともいえる五大愛憎事件を、スキャンダラスに描き話題を集めた過激問題作。昭和35年に起きた「東洋閣事件」を皮切りに、「愛のコリーダ」のモデルにもなった「阿部定事件」、それに引き続いて各・・・