「警視庁シリーズ」第14作。多摩川に浮び上った中年男の溺死体をめぐって巧妙に仕組まれた犯罪罠を、七人の刑事が血のにじむような苦闘の中にひもといてゆく。
波止場に群がる沖仲仕の支配を狙って激しく対立する二つの勢カ。その渦中で消されたはずの男が再び帰ってきた。愛する女を殺された男の復讐と恋と拳銃が織りなす痛烈アクシヨンドラマ。
深夜に突発したバーのマダム殺人事件の犯人を追って警視庁の捜査活動に対抗し、若い社会部記者が特ダネを得ようと激しい闘志を燃やしながら情熱を賭けて大都会二十五時に活躍する、スリルとサスペンスに溢れた痛快・・・
社会の注目を浴びている集団就職の店員たち、働く青少年の集まりである“根っ子の会”を登場させて、一人の街のチンピラが“根っ子の会”の善意と姉の愛情に見守られながら更生していく姿を明るく描いた青春映画。
月給一万二千三百円の三等サラリーマンにころがり込んだ遺産が五億四千万円。金に弱いはいずこも同じ、借金亡者のお色気戦術、暴力戦術、泣き落し戦術で大変な騒ぎが巻き起こる。
御存じ檀原警部が、ヨコハマの刑事殺害事件の真相を掴むため、脱獄十三回の凶悪犯に扮して北海道~北陸~日本アルプス~ヨコハマを股に二挺拳銃と手品で大暴れを繰り広げる。