月給一万二千三百円の三等サラリーマンにころがり込んだ遺産が五億四千万円。金に弱いはいずこも同じ、借金亡者のお色気戦術、暴力戦術、泣き落し戦術で大変な騒ぎが巻き起こる。
女の顔がみるみるうちに口が耳まで裂け死体をむさぼり喰う、竹の子のように生える鮮血をふきあげる生首、近ずく人間を呑みこむ恐怖の沼、障子に夜毎うかびあがる化け猫や亡霊の姿、等々血も怖る戦慄の怪談映画。
各地に相次ぐ殺人、横行する偽造紙幣、二つを結ぶカトレアの香りを残す謎の女!この恐るべき謀略に挑む週刊誌記者の活躍を描いた推理小説の雄、松本清張の原作を経て、迫真のロケを加えたスリルとサスペンスの野心・・・
義理と人情に翻弄されるやくざの悲しみを、鶴田浩二のヒット曲を背景に歌い描きあげる。博徒一家の跡目をめぐって凄まじい争いに巻き込まれた主人公が、対立する博徒一家の迫害から遂には実の父親にドスを向けると・・・
直木賞作家水上勉の推理小説映画化。北陸の僻地に起こった一教師の謎の死を、ベテラン新聞記者と若い記者がネバリと勘で推理の糸を手繰り、背後にうごめく疑惑の影に挑むという、スリルとサスペンスに満ちた本格的・・・