市川右太衛門のお家芸“旗本退屈男”のシリーズ第19作。文化繚乱と花咲く徳川五代将軍の御世。奇怪な連続殺人に端を発し、将軍の血脈を汚す権勢横暴を極める奸臣たちを相手に、お馴染み諸羽流青眼くずしで敢然と・・・
お馴染み眉間の三日月傷と諸羽流青眼崩しをひっさげて、退屈男が九州は長崎出島に登場。暗黒街に君臨する怪人物を相手に心憎いまでの颯爽たる活躍を見せる。
東千代之介、美空ひばり、丘さとみの花のトリオが幕府の暗殺団を向こうにまわし、勤皇派の連判状を守って東海道五十三次に繰り広げる恋と笑い、剣とスリル満載の明朗時代劇。