地下鉄内のスリ退治を念願にしている浅草三四郎と、彼に惚れ込んでスリ仲間から足を洗ったロケットお龍の二人が、ひょんなことからストリップ劇場の歌手・ユリーを助けて、暗黒街に巣食う麻薬密売団と対決する。城・・・
榎本健一、柳家金語桜を迎えて、青空のまん中にそびえる天狗湯の煙突から生れる庶民生活の人情と義理を背景に純情無類の青年が尊い愛情のために残された一人娘を育ててゆく半生を泣き笑いの表情の中に描いた娯楽篇・・・
人情長屋に生きる人の良い駕籠屋権三と助十を中心に、若い浪人、飲み屋の看板娘、ならず者から、珍妙無頼の大岡越前守までが入りみだれ、笑いを醸し出す恋あり、涙あり珍事件続出の物語が展開する。
直木賞作家・有馬頼義の短編小説「現行犯」を映画化。罪無き一市民が、ただ一つの秘密のために殺人の嫌疑を受け、自ら墓穴を掘って滅びゆく異常な物語の中に、現代を支配する恐怖の心理を描き出した異色作。
もしも現代で忍術が使えたら…という着想のもと、普段は気の弱い青年サラリーマンが、先祖の霊から授けられた秘薬を飲んで一変し、漲るパワーで社会悪に戦いを挑むというアクションコメディ。
壇一雄の原作小説を映画化。動乱前夜のアジアを舞台に、一世の風雲児・伊達麟之介が、夢と恋と熱情の赴くまま一丁の拳銃と漂白の風に身を任せ、血と黄塵吹き荒ぶ満蒙の大地を嵐を呼んで疾駆するスペクタクル巨編。