シリーズ第29話。昔の抜荷仲間がそれぞれ豪商となりながら、財力への執着から怖るべき殺人を引き起し、珊瑚輝く豪華な屋敷に、退屈男の諸羽流青眼崩しが一刀両断するという物語。
父の仇を討たんがために狂人を装って、権力にあぐらをかく悪に敢然と立ち向かう“おしゃれ狂女”の健気さと優しい愛情を中心に、ひばり十八番の唄と踊りを織り込んだ意欲作。健気な町娘・お美津に美空ひばり、お美・・・
「天一坊は真実、将軍の御落胤だった」馴染み深い伊賀之亮、天一坊の物語に意表をつく解釈を加えて、軍師伊賀之亮の底知れぬ人間的度量、若き天一坊が真実の父を求めた故の悲劇を重厚な筆緻で綴る。
桃ノ木城を襲った雲切丸らを追い返した六人の勇士は悪逆な西国大将軍を退治に、孔雀の羽根の導くまま火の山へと向かう。孔雀の神を信仰する焔丸は正義の勇士に加わるが、西国大将軍は火の黄金を狙ってきた…。
当時西国を荒らしまわった雲切玄蕃らは、その矛先を菊姫の守る桃ノ木城へとむけます。孔雀の羽根に結ばれた若者達は、この世に正義の奇蹟を呼ぶために、敢然と桃ノ木城防衛に立ち上がります。
世は戦国。人々の心に正義と平和が失われている時代。熱血若武者の太郎丸は、孔雀老人から不思議な奇蹟を見せられ、この世に再び正義を呼び戻そうと活躍、孔雀の羽根に結ばれた仲間も集まります。
若さが爆発したあまり勘当となった桑名候の御曹子が、山賊経営者と知り合って、山に、町に、海に、悪玉退治のため力と知恵をフル回転。愉快なストーリーに、北大路の清々しい魅力がいっぱいの時代劇。
市川右太衛門の豪快活劇巨編。信州の大高原を背景に、豪族皇名家の三兄弟が織り成す兄弟愛、スリルとスピードに満ちた騎馬戦と大殺陣。野性の娘と都育ちの美女との対照的な恋物語など、西部劇そこのけの面白さと迫・・・