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まだ見ぬ母親を恋い慕って、夕やけ空に向って唄う少女と、捨てた子を想う母の情が可憐な松島トモ子の名演技と相まってひしひしと胸に迫る涙と感動の物語。
舞台は中山道から秩父山中へ波瀾万丈。こうもり洞窟、蛇穴地獄に無双剣・弥太郎と幻々斎の十万両争奪戦は熾烈。剣と妖術、唄と夢の冒険時代劇の完結篇。
埋蔵金十万両の所在を秘めた手毬を持ったまま姿を消した、駿河大納言家の遺児・雪姫を追う妖術使いの悪人・幻々斎と、姫を護る無双剣の使い手弥太郎の一騎討ちを描く。
美しい水郷地帯を背景に、殺人の罪を犯した父を慕う可憐な娘船頭の姉妹愛と、二人をめぐる村人たちの素朴な人情を松島トモ子の唄に乗せて描く珠玉の愛情篇。
夜霧に濡れる港町に現われた船員が苦境の姉妹を救い、悪ボスに正義の鉄腕をふるって、一度は捨てた恋を結ぶ。藤島恒夫のメロデイで包むマドロス篇。
江戸へ旅立った竹若丸に殺到する暗殺剣。義に起つ剣客、恋を寄せる美女等、三つ巴の愛情を捲いて竹若丸の剣を陰謀を履滅、ついに父君と対面する。
紀州松平家の陰謀に、奸臣の刃に追われた美女小萩が遺した竹若丸は、長じてお家の大事を救わんと氷刃渦巻く東海道を江戸への旅に出立する。
竹田敏彦原作の同名小説の映画化。生みの子を残して離別させられた薄幸の母親が辿る数奇な運命。周囲の迫害に耐えて、生みの子と生さぬ仲の子との間に芽生えた美しい恋を守るために、誤って殺人の罪を犯す母の悲劇・・・
九州・樺島征伐に向った夢若丸一行は、嵐に襲われてまたも四散する。まだら狼の救援で再起し、逆賊・村上一統を滅した夢若丸は遂に小夜姫と結ばれる。「風雲黒潮丸」三部作の完結篇。
鳴門の渦潮で展開される鬼面の武士団との舟上対決や、歌舞伎傾城阿波の鳴門で有名な巡礼おつるの哀話など見どころを満載したシリーズ第10作。