サンデー毎日に連載した村上元三原作の映画化。加賀百万石の犠牲者大槻伝蔵の波瀾なる生涯を、二女性の宿命的な恋に彩って描く、文芸時代劇の白眉。時代劇の新分野を拓いた評判の傑作。
流麗の佐分利演出いよいよ冴える問題の文芸野心作。瓢吉、飛車角、おりん、お袖、黒馬先生など多彩な登場人物の魅力が、必ずや皆様の心を捉える未曾有の超大作。名作の呼び声高き東映秘蔵の巨篇である。
「泣き虫記者」に次ぐ新聞記者シリーズ第二弾。清新な演技陣を得て、一人の新聞記者が育ちゆく過程を愛情をこめて描いた佳作。全篇を包む涙と笑いの中に鋭い諷刺を覗かせた美しい作品。
山手樹一郎原作の評判小説の映画化で、百鬼夜行の大江戸を背景としてお姫強盗、謎の侠客、鉄火の美女、悪政の幕府重鎮など巴と入り乱れる闘争の中に、正義の劍士足柄金太郎の活躍を描く、興味津々の物語。
万人に親しまれた忠臣蔵の映画化で、当代の人気スターを網羅した東映京都の超大作。一力茶屋、山科の哀愁、南部坂雪の別れ、吉良邸討ち入り等々、恋人の為に自ら赤穂の間者となった一少女の姿を描いた巨篇。